2016年11月25日金曜日

都立家政の「たこ焼き酒場もんもん」にてカレーライス

午後出勤のある日に家から駅へ向かう途中で看板を見つけた。

牛すじトマトカレーが400円で盛り放題というのは興味をひかれてしまう。
新青梅街道から都立家政駅に向かう商店街(と言ってもあまり店がないあたり)に店があった。

店頭に出ている大きなジャーが2つ、この片方にカレールー、もう片方にごはんが入っている。
注文の方法は窓口で器を受け取って代金を払い、その器に自由に盛り付けるというものだ。
値段は看板に出ていた通り400円で、大盛り用の容器なら500円になるという。
財布に500円玉が入っていたので大盛り用で頼んでみることにした。

しかし初めて食べるカレーが好みじゃなかったらどうしよう。
脳裏に浮かんだこの思いが、器に余裕を残してしまう中途半端な盛り付けにさせた。
ジャーを開いた時のごはんがあまりうまそうに見えなかったのも遠因かもしれない。

ところがカレーは牛スジ肉こそ溶け込んでしまっているものの、
トマトの酸味と牛すじの甘みがある大人の味で辛さも結構しっかりしている。
これならもっと盛り付けたも良かったなと思ったが、
お代わりができるかどうか聞くのも野暮な気がしたので早々に食べ終えた。
麦茶がサービスされるのもありがたく、昼時にはまた使ってみたいものだ。

たこ焼き酒場 もんもんたこ焼き / 都立家政駅鷺ノ宮駅野方駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8

渋谷駅の「しぶそば」にて

山手線から井の頭線に乗り換える途中で昼飯を食うことにした。
すっかり昼時に食べ損ねて午後3時を迎えていたが、予定が押していて時間がない。
そんな時に役に立つのがサラリーマンの味方・立ち蕎麦である。

渋谷駅の駅ビル、JRの改札から近いところに「しぶそば」はある。
入口脇には食券の券売機ではなく、受付担当の人がいて注文と同時に先払い。
その後に店内のマイクを通じて受付から厨房に指示が飛ぶというシステムだ。

天玉そばは540円。ワンコインを超えてしまうが、ここは止むを得ない。

出来上がった丼をトレーに乗せ、「天玉そばのお客さまー」と客を探しながら
別の従業員が配膳してくれる。玉子は生で、葱のほかにワカメが入っている。

天ぷらはタマネギが中心で、色付け程度に長ネギとニンジンが含まれている。
他所と違うのは椎茸だろうか。この食感がなかなか特徴的だ。
揚げ置きというほどでもなくサクサクした衣をまとった天ぷらであるが、
ツユに浸ってすぐにデロッとしてしまうので、こだわる人は別皿にするのが良いだろう。
しかしその仕様も含めて天玉なのである。最近は自分でも何にこだわっているのかわからない。

ツユはカツオブシのきいたすっきりしたカエシ、そばは微かなコシというかむちっとした食感。
ボソボソ切れる麺ではないので溶いた玉子もからませやすく、まずまず旨い。

ワンコインにおさめて欲しい気はするが、券売機を置かない有人対応だしね。
場所も一等地だし、500円+消費税だと思えば高いというほどでもないか。


本家しぶそばそば(蕎麦) / 渋谷駅神泉駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2016年11月22日火曜日

池袋東口の「玉川」にて天玉

時間はいつでも食いっぱぐれることのない池袋。
以前通りかかった時に見慣れない看板があることに気付き
昼下がりの午後2時過ぎに訪れてみた。

すぐ近くには「富士そば」もあるが、この時間帯はこっちの方が込んでいる。
店に入るとやはり食券の券売機が置かれていて、奥の厨房窓口に出すシステムだ。

「肉つけそば」を名物にしているようだが、並盛で580円というのに躊躇する。
かき揚げ天玉そばは460円だ。ワンコインを上回っていたらそっちの選択も有りだったろうな。
玉子は温玉な気分だったので、かき揚げそば410円+温玉60円の組み合わせにした。

食券を出してからしばらく待つ。ここは立ち食いではなく椅子が整備されている。
1、2分の後、食券の番号で呼ばれてトレーを取りに行く。

かき揚げそば+温玉、470円。どうやらかき揚げは揚げたてのようだ。
そばが多いのかツユが少ないのかは判然としないが、少し麺があふれ気味でもある。

ツユの塩分は軽めで、立ちソバ系のものとしては穏やかな部類だろうか。
かすかにカツオブシを感じる違和感のないツユである。
生卵を溶くとぼやけそうなので温玉にしたのは正解だったかもしれない。
そばは平打ちのような麺ではあるがコシがあるわけではなくブツブツと切れてしまう。
温そばよりは冷やし向きなのかもしれないな。

しかしかき揚げは揚げたてということもあって、サクサクの歯ごたえとタマネギの甘さが嬉しい。
揚げ置きでツユに浸さないと食べにくいものが多い中、丸亀製麺以上に揚げたて感がある。

トータルとしては好みに近く、夏場の冷やしにも期待できるかな。

玉川 池袋東口店そば(蕎麦) / 池袋駅東池袋駅都電雑司ケ谷駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8

2016年11月18日金曜日

練馬「肉そば屋」にて、旨辛肉そば

練馬の知人宅で宅飲みをした帰り道、駅前に肉そば屋という看板を見つけた。

飲んだ締めに食べる麺は3割増しで旨いから、酔った脳も手伝って突撃をかける。
横浜家系という看板はよく見るが、それほどラーメンを食わないので
どういうものなのかはよく知らない。

入ってすぐのところに食券の券売機が置いてある。タッチパネルの新しい機械だ。
「肉そば」は「店主おすすめ」と書かれていて、並でも830円と結構な価格である。

しかし先刻まで行われていた飲み会では、嫁の手作りおかずを持ち込んだので
この日は実質金がかかっていなかったこともあり、果敢に攻めてみた。

待ち時間は少しあるが、麺が太いことも影響しているのだろう。
肉と野菜がもっさり乗っているが、どうにも濃そうな色合いのスープだ。

豆板醤とか唐辛子めいた辛さより、塩辛さの方が気になるな。

しかし麺は太くて歯ごたえもごつごつした硬派なやつであり、
スープが濃いぐらいの方がバランスがとれるのかもしれない。
全体的には野菜なんかのスープに浸ってない部分をうまく合わせることで
塩加減とうまく調和がとれた、という塩梅だ。

卓上に調味料は多いので、濃くなる方向への調整はしやすいのだが、
薄める方向には酢を使うか、つけ麺のように割りスープをもらうかかな。

がっつり食べたいという向きには良いのかもしれないが、私には少し重すぎた。






2016年11月14日月曜日

練馬の「うかんむり」にて水炊きラーメン

練馬の区役所に行った帰り、自転車で走っていたら「博多水炊きらーめん」って看板があった。
そういえば嫁の実家がある福岡へは何度か足を運んだものの、水炊きを食べた記憶がない。

いまどきのラーメンらしく水炊きラーメンは1杯750円であるが、ものは試しと食べることにした。
「炙りささみと山葵の小さな丼」を付けて950円という最近としては最高値のランチである。

水炊きラーメンはどろりとした白濁スープで、鶏のうまみをしっかり抽出したという
豚骨やら魚粉やら添加物を加えないものなんだそうだ。
麺にからみつく半泥状の汁は確かにいやな風味はなく、口当たりと裏腹にやさしい味だ。


ささみのミニ丼はレア焼きの鶏身に山葵をまぶしたタレがかかっている。
タレは濃いめで少し鼻にツンとくる感じではあるが、めしに合うかと問われればどうか。
酒のつまみにこの鶏はありだとは思うけどね。

ラーメンのスープがうまかったので、持て余しためしをラーメンスープにダイブさせ、
しっかり吸わせてからかき込んでみると、思った以上にうまかった。

本場の水炊きも食べてみたいものだが、果たして次はいつ福岡に行けるかな。



博多水炊きらーめん うかんむりラーメン / 練馬駅桜台駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2016年11月13日日曜日

御茶ノ水駅前「そば新」で天玉

お茶の水駅の改札(聖橋側)を出ると、立ち食いそば屋がある。

昼には少し早かったが、このへんはランチタイムは混んでしまうので
早めに食事を摂ることにした。


天玉そばもメニューにちゃんとあり、410円というのは手頃な部類と言えよう。
さっそく店に入ろうとしたが、壁に貼りだされた掲示に目がいった。



出汁へこだわる蕎麦屋というのもよく聞くが、この価格でこだわって大丈夫なのか。
しかし良いものを安く出してくれるというのであれば文句を言う筋合いもない。
まず券売機で食券を買い、店奥の受付兼厨房にそれを出す。
そばとうどんが同価格なので「そば」と一言付け加える。
壁向きにカウンターがあり、椅子が何脚か据え付けられていた。


座って待っていると1分も経たないうちに天玉の出来上がりを告げられる。
玉子は生で、刻んだ葱が横に添えられている。

先の掲示が気になって、普段はあまりしないがツユからすすってみることにした。
カツオブシらしい風味はしっかりしているが、醤油の強いツユで辛口である。

反面、蕎麦はブツブツと切れて特徴がなく、よく言えば昔ながらの立ちソバの麺だ。

かき揚げは桜えびと長ねぎが主役だろうか。
揚げ置きのかき揚げは、ツユから浮いている部分はガビガビした感じだったので
まずどっぷりと浸してから食べることにした。
少し焦げた葱と桜えびの相乗効果でずいぶんと香ばしいかき揚げである。
たまねぎも一定量が入っていて甘みとボリューム増に貢献しているようである。


ツユが辛いと感じた場合に、頼めばそば湯も出してくれるらしい。
揚げ置きの天ぷら、汎用の麺ということはあるが、総じて良好な立ち蕎麦屋だろう。

そば新 御茶ノ水店そば(蕎麦) / 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

高田馬場「いわもとQ」で天ぷらセット

高田馬場の駅前に「さかえ通り」って少し旧い商店街がある。
食堂や飲み屋、クラブに風俗まで混在する雑多な通りだ。
外回りで昼飯時にこの通りへ踏み込んでみると、チェーン店もなかなか多くて
学生街らしい安価な店が軒を連ねているようである。

チェーン店ぽいがあまり見慣れない屋号の蕎麦屋を見つけた。
「いわもとQ」。
ホームページを見ると池袋や新宿など4店舗を展開中らしい。

表にメニューも出ていたので見てみると、
かき揚げそばは450円と値付けされている。
天玉にすると500円前後といったところだろうか。

メニュー上部に、かきあげ丼と蕎麦のセットが580円。
天ぷらセットというのが630円。悩ましい。

とりあえず入ってみることにして、結局天ぷらセットにした。

奥の窓口で頼んで、少し待って出てきたのがこれだ。
せいろ蕎麦に天ぷらが別盛りになっていて、
そばツユと天ツユも別々になっている。


蕎麦は意外にコシがしっかりしていて、すするとプリッとみずみずしい。
天ぷらは特段すごいところはないが、海老にキス、野菜など、
この価格でこれだけ付いていれば十分と言えるだろう。

こうなると、かき揚げも値段以上の魅力があるのかもと気になってくる。
次に訪れた時は、素直に天玉にしてみるとしよう。


いわもとQ 高田馬場店そば(蕎麦) / 高田馬場駅目白駅下落合駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8

2016年11月8日火曜日

鷺宮駅前「むさしの」にて天玉

西武線で帰宅するとき、都立家政と並んで利用するのが鷺宮だ。
夜に馬場から急行に乗ると大混雑だけど、西武新宿から乗ると座れるしね。
帰宅する時間はだいたい閉店してしまっているのだが、
存在が気になっていたバス停前の立ち食い風なそば屋がこちらである。

嫁が出かけてしまった土曜日に、意を決して行ってみた。
平日仕事してる時と変わらん食事ってのには少し抵抗があったけどね。

入口は左右にあるが、その間くらいに食券の販売機が置かれている。
うれしいことに、天玉そばは390円という値段が付けられている。
カウンターには丸椅子が据え付けられていて立ち食いというわけでもない。
店のおばちゃんに食券を渡すと、茹でおきらしいそばをさっと湯にくぐらせて
こっちも作り置きらしいかき揚げを乗せてツユをかけまわす。


そして出てきたのがこれだ。たまごは生、そのほかは葱という単純明快な天玉そばである。
揚げおきの天ぷらは少しツユに浸しておくほうが良い。
ツユをすするといくらか甘みがあり、後を追うように酸味が広がってくる。
そばはボソボソしていて噛めばプツッと切れて手応えのない、立ちそばらしい蕎麦だ。

少し衣がふやけてきたところで天ぷらを口に運ぶ。たまねぎとにんじん、長ネギの合体だ。
粉が多いようでツユを含んでずっしりとした感もある。
たまごを崩せば、よりまったりと育ちボリュームがあるようには感じられるかな。

この店の魅力は何より価格だろう。カレーなどとそばのセットですらワンコインで済ませられる。
手元不如意な折には活躍してくれる店なんだろうな。


そばうどん むさしの 鷺宮駅北口そば(蕎麦) / 鷺ノ宮駅都立家政駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3

2016年11月6日日曜日

沼袋の無鉄砲で濃厚とんこつラーメン

数日前に同僚と酒を飲んだ後に「どうしても行きたい」って連れてかれた店である。
となりの野方駅から定期を使って沼袋へ1駅だけ電車に乗る。歩くには微妙な距離だ。
商店街の坂道を登っていく途中にもいろんな店があり、
「庶民」なんて中華料理屋の屋号にはなんだか親近感を覚えたな。

新青梅街道に出て右折、向かいにファミリーマートがあるあたりに、その店はあった。
店内に入ると食券の販売機があり、そこで味玉入りのとんこつラーメンを選ぶ。
最初は「奢ってやるから行こう」とは言われていたが、懐事情も知っている間柄、遠慮しておいた。
味玉とんこつ850円、発行された食券には「がむしゃら白とんこつ」と書かれていた。

店は混んでいたがラーメンは思ったよりも早くサーブされた。
泡立つスープ、色白なチャーシューとスープの上に葱が彩りを添えている。

れんげを差し込むとどろりとスープが流れてくる。見た目通りに濃厚なやつだ。
豚骨らしい独特の臭気だがいやな感じはしない。塩分はさほどでもないのだが
食べ進めて底の方にさしかかると骨粉なのかざらつくような感じがした。

麺は博多ラーメンに見られる極細というほどのものでもなく、中華麺よりやや細めぐらい。
スープが上述の通りなので、麺によくまとわりついている。実際なかなかうまい。

同僚はさっと食べ干して「替えスープ」なんてのを注文していたが、腹具合を考えて自粛した。

食事はワンコインで抑えたい身としては850円は高めなのであるが、
これだけ特徴的だと嗜好品の範疇ともいえようか。たまに食べたくなる1杯なんだろうな。
普段使っている駅の近くにも「ばりこて」という博多ラーメン屋があったから
今度行ってみようか。

2016年11月4日金曜日

まんが喫茶で食事をしてみる

時々あるんだけど、急いで出かけて家の鍵を忘れてったんだよね。
独身時代にはこんなことまったくなかったのにな。
嫁が外出してるタイミングで帰って来ちゃって時間潰しにまんが喫茶。

鷺ノ宮の駅前、交番並びの角にあるゲラゲラさん、
昼間に職場で話題になった「ゴールデンカムイ」を読んでみようと思ってね。

結構食べ物のメニューも充実しているみたいだけど。
夏くらいに利用した時は焼きそばが新発売って出てたかな。よく見ると貼ってあるね。
席を個室ではなく割安なオープン席にして、焼きそばを頼んでみた。

ドリンクバーで烏龍茶を注いでから席で待つと、あんまり待たないうちに焼きそば到着。


お店に料理人がいるってわけじゃないだろうから、あまり期待はしていなかったけど。
出てきた焼きそばはテラテラしているね。炒めてるのかな。
最近はコンビニのレトルトやチルドのメシもなかなか旨かったりするしな。

実際に食べてみると、麺がむっちりしているんだよね。
油がまとわっているせいかパラパラほぐれるんだけど口の中はべとべとするかな。
それでも注文した時にイメージしたよりは良い1杯だったと思う。
ペヤングを器変えて出てくると思ってたしね。。。

意外と腹持ちが良くて、この後に帰宅してもメシ食わなくてよかったり。
場所代200円ちょっとと合わせても600円しなかったぐらいか。
短時間利用だったから漫画にはあんまり集中できなかったけどね。

ゲラゲラ 鷺ノ宮北口店その他 / 鷺ノ宮駅都立家政駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

2016年11月1日火曜日

野方の秋元屋にて

会社帰りの電車でばったり同僚に会って、
軽く呑もうって話になり秋元屋の本店へ行くことにした。


相変わらず混んでたけど小雨がぱらつき始めたんで結構すんなりと椅子に座れた。

生ビールと煮込み。串を適当に頼んでサラリーマンらしく会社の愚痴でもたたいたり。
甘みがあってまろやかなところに葱がしゃっきりしてていいね。
ここの煮込みは好きなんで調子がいい時には後から「煮込みライス」も食べたりする。

串は最初2本ずつ頼まなきゃならんみたいだから1人で行くとあれこれ食べられないね。
でも肉も内臓も脂がのってて旨いんだよな。串を持ったらズシリと来る感じもいい。

内臓はあんまりレア焼きすぎるとドロドロした感じで好きじゃないんだけど
ここのミディアムレアっぽい焼きは大好きなんだよね。
この日は初めてツクネなんかにも手を出してみた。やっぱりハズレがないね。

連れもなんだかスイッチが入っちゃったみたいで、
この後どうしても行きたいラーメン屋があるって隣の駅まで連行されてしまった。

せっかく旨くて安く仕上げたのにな。
この後のラーメン代まで入れても3,000円ぐらいだったけど
それすら懐に響くというもの哀しさ。嫁に小遣い増やしてもらおかな。