2017年5月31日水曜日

赤羽の「百万石」にて天玉

赤羽駅の駅前交番を抜けた先に、旧い立ちソバ屋がある。

駅前の一等地だが間口の広い構造で、2つの出入り口それぞれに食券機が置かれている。
かけそば250円、天玉そば410円と、魅力的な値段を見せている。
ワンコインで釣りがくるなら選ぶのは天玉1択と言っていいだろう。

主役のかき揚げこそ作り置きで薄っぺらい感じは否めないが、
ワカメやネギなどがもさっと入れられていてビジュアル的には文句ない。

出汁は濃い口、天ぷらは粉っぽくもそもそ、ソバは出汁を吸ってプツプツ切れる。
ウマイわけではないが、昔ながらの立ちソバ屋らしい天玉であり、期待通りの味だ。
次々と入ってくる客たちも殆どが1人で、いずれも馴れた立ちソバ人だ。
「ソバで」「ウドンで」の他に余分な口は聞かず、食べ終えるとすぐに去っていく。
知らずの内に食べるスピードは速まり、「ごちそうさん」と声を掛けて颯爽と店を出た。

百万石そば(蕎麦) / 赤羽駅赤羽岩淵駅志茂駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3

茗荷谷の「オリジン」でナポリタン

会社の車に荷物を積んで、打ち合わせに出かける。
時として打ち合わせの時間帯は夜を指定されたりもする。
よくある話ではあるが、夜に社用で出かけると食事補助という役得もある。
一定金額の範囲内であれば立替清算ができるという優れもので、
目的の定かでない諸々の福利厚生などよりもありがたい規則である。

だがしかし、私の目の前にはオリジンのナポリタンが置かれていた。税込み298円だ。
ケチャップの赤、ピーマンの緑、パルメザンの白。
イタリアの国旗を連想させるには赤の部分が多すぎるかもしれんな。

財布を会社に置き忘れ、定期入れのポケットに入っていた1つの500円玉。
この予算内で食事を賄うために選ばれたのがオリジンだったのである。
茗荷谷店ではイートインもできるのだが、意外と混んでる店内に気後れして
車の中で食べようと思ったが、においが充満しそうだったので駐車場で立ち食いだ。
むちっと太い麺にめいっぱいのケチャップ味。ノスタルジックな思いを馳せなくもない。

こんな時は商談もうまくいかないものだが、無事にまとまったのは倹約の効果だろうか。

キッチン オリジン 茗荷谷店弁当 / 茗荷谷駅江戸川橋駅護国寺駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

2017年5月27日土曜日

神楽坂「五十番」の特大肉まん

飯田橋に出かけてきた嫁が、でっかい肉まんを買ってきたという。
冷凍庫に保管されていたそれは、取り出してみると確かにでっかい。そして重たい。
コンビニ肉まんの2まわりは大きいだろうか。

あまり使ったことのないレンジの解凍機能を使う。
食べ方の案内といったリーフレットがあるのだが、レンジの加熱時間については
小さいサイズと普通サイズについては書かれているが、このサイズのものはないようだ。
表面に水をぬったくり、皿の下にも少し水を足してレンジに入れる。
適当に長めの時間を設定するも、表面は熱かったが包丁に切ったら中がシャリッとした。
仕方なく再度加熱して、ようやく完成した。

断面からは銀杏や椎茸、筍なんかも見えて豪勢な感じがする。
かぶりつくと干しえびらしい香ばしさが広がり、肉まんというより中華まんだろうか。
加熱がうまくいかず、饅頭の白い部分は少しパサついているのは不覚だ。
確かにうまいのだが、まるまる1個食うには結構な根性が必要だな、この中華まん。

五十番 神楽坂本店肉まん・中華まん / 飯田橋駅牛込神楽坂駅神楽坂駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年5月25日木曜日

渋谷の「中村麺兵衛」にて、かき揚げ+温玉

仕事で渋谷に行った帰り、小諸そばにでも寄ろうとしたら大混雑。
並びのうどん屋にしようかと思いつつも値段を見て躊躇する小心者。
通りを挟んで向かい側を見やると「天ぷらそば」を冠した店を発見。

歩道橋を渡っていそいそと店の前へ移動してみると、十割そば390円と大大しく表示。

天ぷら蕎麦590円の記載を確認して、安心して中へ入る。
入口すぐに食券の券売機があるのだが、混雑していて待ち客が券売機の前まで並んでる。
しかたなく少し待つことにして、出ていく客と入れ替わりに中へ進む。

「天玉そば」のボタンはなかったので、「鶏かき揚げとだし蕎麦」590円を選択した。
そこに温玉を付加して自力で天玉を完成させる。
席が空いたのとソバが出来上がったのはほぼ同時だったろうか。
席が空いてなかったらどうしたんだろうという疑問は一旦置いておき、座る。

揚げたての天ぷらは別の容器に置かれ、丼には蕎麦と刻みネギというシンプルさ。
木のレンゲで出汁をすすってみると、カツオブシが強く効いて、なおかつ甘みが強い。
最近の立ちソバ屋チェーンでも似たような傾向があるが、ここの甘みは一段強いかも。

蕎麦は少し平打ちだろうか。十割ということでツナギがないためであろうが、
温そばではコシが強いとは言えずプツプツと切れやすい麺だ。
日頃から立ちソバの濃い口に慣れていると、蕎麦と出汁だけでも塩気が足りなく感じる。

天ぷらは揚げたてですぐにかじると熱さに躊躇するほどだ。
カリッとした感触は嬉しいが、少し揚げすぎなようで焦げっぽい苦みがあった。
これはもしかしたら席が空くタイミングを見計らっていたからかもしれない。
このためか出汁に泳がせても衣はさほど緩くはならず、かき揚げの独立性を保っている。

味と値段だけで言えば悪くないのかもしれないが、天玉を食すべきところではないかな。
冷たい蕎麦は濃い口だろうから、そっちの方が店本来の力を楽しめるかもしれない。

中村麺兵衛 渋谷店そば(蕎麦) / 渋谷駅代官山駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年5月19日金曜日

千歳烏山の「深大寺そば」にて

仕事の打ち合わせで訪れた千歳烏山。
駅から近いビルの横断幕で「オウム」という名を久しぶりに思い出した。
幸い身の回りには犠牲者も信者もいなかったから脳内で風化していたが
やはり近所に関連施設があると心配だろうな。そうは言っても腹は減る。昼飯だ。

昔からありそうな、立ち食いソバ屋風の店があったので入った。椅子は完備されている。
そんなに狭いわけでもなく、客席も15から20はあるだろうか。
それでも「かけそば280円」と安価で出している、ありがたい店だ。

かき揚げそば(390円)に玉子を乗せて天玉にした。
ソバを湯で温めなおし、揚げ置きされたかき揚げを乗せ、熱い出汁を掛けまわす。
黒々とした出汁が丼の張られたところへ刻みネギを振りかけて完成だ。

色み通りに醤油の強い辛口出汁である。蕎麦は立ちソバタイプの麺でブツブツ切れ、
かき揚げは粉が多くもそっとする、昔のステレオタイプ的な一杯だろうか。
玉子は温泉玉子と生玉子の中間のようなやつで、箸をさすとデロリと黄身があふれる。
ソバにからめてすすってみれば、玉子の存在感がアリアリと出ていて天玉冥利。

打ち合わせはしくじりがありまた訪れなくてはならなくなったが、
昼でも夜でもものを食べるには困らない町だし、また来るのも悪くないな。

深大寺門前そばそば(蕎麦) / 千歳烏山駅芦花公園駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3

2017年5月17日水曜日

田無の「シャトレーゼ」でバニラアイス

「おいしいバニラアイスが食べたい」という嫁のために、シャトレーゼへ行った。
別にコンビニのハーゲンダッツでも良かったのだが、ちょうど近くを通りがかり
「わざわざ買いに行ってきた」という演出をしてみたくなったのだ。

1個150円はコンビニの高級品の半値ほどで、「濃厚プレミアム」という名前もいい。
部屋に帰って渡した時の反応は思ったよりも素っ気無かったようにも感じたが
食べてるときは幸せそうな顔をしていたので良しとしようか。

保冷剤が効いていてふたをあけてもカチカチではあったが、ミルク感もバニラ感も
よく、アイスクリームらしいなめらかな舌触りも感じられる。

ここんとこ酒は自重しているから、いっそ禁酒して甘党にでもなろうかな。
家族円満度があがるかもしれない。。。

シャトレーゼ 田無店ケーキ / 田無駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

2017年5月16日火曜日

新橋駅の「ボンヌッフ」にて

打合せに来た新橋で、現地へ行く前に見つけて気になった店だ。

「ボンヌッフ」。店の名前だけでは立ち食いソバ屋を連想できる人はいなそうだ。
自動ドアに貼られた「1分で提供 時は金なり」はビジネス街ならではの信念か。

天ぷらの種類は随分多い。天玉(かき揚げ玉子)が左上に位置してるのは嬉しい。

店の中は10人は入れないくらいだろうか。調理スペースの方が広いようで、
店主1人ではあったが食券を渡すとすばやく調理を行って、
1分どころか30秒もかからないぐらいで丼が出てきたのは流石だ。

かき揚げ玉子そば 440円。昔ながらの立ちソバらしい一杯だ。
揚げ置きのかき揚げ、辛口の出汁、ブツっと切れやすいソバ、刻んだネギ。
天ぷらは具が少なくて粉の配合が随分と高く、出汁に浸さないともそもそとする。
ソバも最初は粉っぽく、後から出汁をぐっと吸って膨れるようでボリューム重視か。

かき揚げの具(粉を除く)の少なさはここまでで一二を争うかもしれない。
それでも安さとスピードという点では十分なニーズがあるのだろう。
店は混んでいて、昼過ぎでも次々と客が入れ替わっていた。

ポンヌッフそば(蕎麦) / 新橋駅内幸町駅汐留駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3

IKE麺キッチン(池袋)の「そばいち」にて

ここに来るのも何度目か。「いけふくろう」の横にあるIKE麺KITCHENである。

新宿駅にもあった「そばいち」がここにもテナント入りしているが、少し雰囲気が違う。

券売機で食券を買い、窓口に渡す途中に書かれている文面に因れば
注文後に製麺作業→茹で作業を行うから通常の駅ソバ屋より時間がかかるとか。
そんなこと言われても既に食券を買っちゃってるしな。文句言っても始まるまい。

新宿駅での教訓を生かし、玉子はなしで「かき揚げそば」にした。
カウンター前で待つ。確かに出来上がりまでは少し時間がかかっている。
昼のピーク時だったら少し倦んでいたかもしれないな。

醤油の色は強いが甘みが立つ最近の出汁で、玉子なしで正解だっただろう。
ソバのコシもなくはないが、見切りで茹でて素早く出していた新宿店と比べて
違いがあるというようにも感じられなかった。

新宿店同様に「かき揚げそば」としてはまとまりの良い一杯で、値段なりにうまい。
欲を言えばソバの製麺で待たせるなら天ぷらを揚げたてでと言う方が嬉しいかな。

みんなが天ぷら頼むわけじゃないからそうも行かないだろうけど。


そばいち二八 IKE麺KITCHEN池袋店そば(蕎麦) / 池袋駅東池袋駅都電雑司ケ谷駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

2017年5月12日金曜日

目黒駅前の「田舎」にて天玉

目黒駅の西口を出ると、通りの向こうに旧い立ち食いソバ屋が見える。
4人も並べば満席という具合だが、側面にも1人立てるスペースがあるようだ。
暖簾をくぐってカウンターの前に立つ。

かけそば280円、天玉は420円と山手線の駅前にしては安いと言える価格だ。
天ぷらは揚げられたものが積んであり、ソバも茹でられたものがザルに盛ってある。
12時少し前という時間を考えればピークに備えた妥当な準備と言えようか。

いつも通りに天玉そばを頼めば、サッとソバを湯にくぐらせ、天ぷらを乗せて出汁を。
最後に刻んだネギをひとつかみ乗せて迅速に完成する。
代金引換で420円を支払い、一呼吸おいてスマホで撮影する。

天ぷらは見た目通りに少し粉っぽいが、甘さと塩辛さがいずれも強めな出汁を吸い
昔ながらの立ちソバ屋らしいボリュームのあるかき揚げだ。
ソバはぶつぶつ切れる、やはり昔ながらの立ちソバ向けな麺である。

コシのなさをネギのしゃっきり感で補いつつ半分ほど食べ、生玉子を溶く。
塩辛さはまろやかになったが、甘みは強めに残っているので唐辛子を振りかける。
こういう些細な味の調整をするのも立ちソバ屋での楽しみの1つだ。

安くてうまい立ちソバ屋も増えてきたが、昔ながらのこういう店も、捨てきれないな。

立喰そば 田舎立ち食いそば / 目黒駅不動前駅白金台駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3

深夜の日立で松屋めし

仕事で出張が入るのは良い。学生時代はよく旅をしていたし、幸い今は手当も出る。
しかし日帰り強行軍かつ渋滞する中を車で走るのはね。知ってたら断ったかも。
昼飯も食えずに現地を出たのが午後9時過ぎで、10時を過ぎてようやく晩飯。
「松屋でもいい」ではなく「松屋がいい!」という気分で、黄色の看板が嬉しい。

だからと言って昼夜2食分を食うほどの元気はなく、日頃食べない丼にしてみた。
「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」というメニュー名称だ。
名前が長いからって高いわけではなく、並盛400円という庶民派の丼だ。
昼めしを食えなかった分の腹いせにはキムチを追加するに留めた。

濃密なタレ、たっぷりのネギ、温泉玉子。正直牛肉がなくても飯を掻っ込める。
キムチを乗せたら辛味は増すが、一緒に出してくれた七味も勿体ないから使ってみた。
ビリビリと辛さが強くなり飯が足りない気もしたが、味噌汁を飲み干すと落ち着いた。

夜遅くの松屋は待ち時間も短くて快適だ。
浮かせた出張手当を自分のために使うか、家族のために使うかは考えどころだが。


松屋 日立桜川町店牛丼 / 常陸多賀駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

2017年5月9日火曜日

東松原の「四国路」にて、ぶっかけたぬき

2日続けてやって来た、井の頭線の東松原駅である。
昨日はそば屋で今日はうどん屋と、予定通りの麺続きだ。
四国路という讃岐うどんの店で、入口横の看板にも趣がある。

平日限定というランチタイムのセットがあり、迷わずそれを頼んではみたが
後から考えれば「たらいうどん」をお願いするのも良かったよな。

冷しぶっかけたぬきセットは、丼に光沢のいい冷やしうどん、混ぜ飯と漬け物が付く。
天かすと刻んだネギ、濃いめの浸け汁。蕎麦湯ならぬうどん湯が添えてある。

つやのいいうどんは讃岐うどんらしくコシがしっかりでむちっと爽快な麺だ。
丸亀製麺でもじゅうぶんに旨いと思っていたが、専門店は一段違うと感じさせてくれる。

夏場に向けては冷やしたうどんも昼飯候補へ積極的に取り入れていこうかな。
仕事の話もうまくまとまって、晴れ晴れとした気分でうまい麺が食べられた。

四國路うどん / 東松原駅新代田駅世田谷代田駅
昼総合点★★★★ 4.5

東松原の「巴屋」にてサラダ風そば

うどん屋かそば屋か。
取引先での打ち合わせを終えての昼飯で、ささやかすぎる対立が起きた。
争うぐらいなら別々の店に行けばいいわけなのだが、
打ち合わせと称して会社に昼飯代を請求することを考えると一致を要する。


結果、この日はそば屋、明日はうどん屋ということで話がついた。
井の頭線の東松原駅に近い「巴屋」さんである。
昔ながらの蕎麦屋のていで、小さい椅子を備えた卓が並んで、昼間は込んでいる。

暑くなったので冷たい「サラダそば」だ。きつねとキャベツ、ネギ、にワサビ。
一風変わりつつも清涼感のある皿盛りのソバだ。

蕎麦はツルツルとなめらかで、コシはさほど感じないが普通にうまい麺だ。
冷やし蕎麦らしく濃いめの汁で、キャベツを食べる箸も進む。

同僚は暑さの中でも「力うどん」と、対極的な注文ではあったが表情は晴れやかだ。
そもそも嗜好が近いからね。翌日は仲良く踏切向こうにあるうどん屋を訪れた。



巴屋そば(蕎麦) / 東松原駅新代田駅梅ケ丘駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2017年5月5日金曜日

江古田の「てんほう」にて

線路沿いの「嵐山」へ行く前に見つけた駅前の天ぷら屋である。
立ち食い形式で通路は少し狭いが、揚げたての天ぷらが食べられるのは嬉しい。

天丼を頼もうと思っていたがメニューを見て少し迷う。
600円ほどの天丼に対し、「ミニ天丼」なるものが半値だったからだ。
そこでミニ天丼で一杯やることにして、サワーを追加した挙句、天ぷらを1品追加した。

やや大きめの茶碗といったサイズではあるが、揚げたて海老天が刺さっている。
ぷりっと歯応えのいい海老でタレがかかりすぎることもなくウマイ。
しかし隣に立っていた客が頼んでいた上天丼は一層盛りが良く、羨ましくもある。

追加のかき揚げ、きのこがふんだんに使われている。塩で食べてみることにした。
これも丼にするなり、そばツユに浸すなりすりゃ気持ちいいんだろうな。

ミニ天丼、1杯、かき揚げ。1,000円どころか800円くらいで済む安さ。
仕事帰りじゃないと寄りにくい駅ではあるが、いい店を見つけた。

てんほう天丼・天重 / 江古田駅新江古田駅新桜台駅
夜総合点★★★★ 4.0

2017年5月1日月曜日

江古田の「嵐山」にて天玉

昔の記憶を頼りに江古田の駅前で立ち食いソバでも行こうと思ったら
すでに別のお店に変わっていて、たこ焼き屋になっていた。
隣りの「天ぷら」の提灯は気になったが、この日は蕎麦の気分だったしね。

線路沿いに「そば・串揚げ」と書かれた看板があり、かき揚げ蕎麦もメニューにあった。
立ち食いソバなら680円は高いが、普通の店なら安い部類になるだろう。
居酒屋チックな気もしたが、酒は飲まずとも大丈夫だろうと踏んで入ってみた。

かき揚げ蕎麦。インゲンが三角形にかたどられているのは珍しい気もするが、
見た感じではのっぺりした地味な天ぷらであり、一瞬落胆すらした。
だが食べてみると揚げたてのサクサクで、タマネギの歯ごたえととエビの香りが旨い。

むちっとコシのある蕎麦は新潟の「へぎそば」と言うやつで、海藻を練り込んでいる。
濃い醤油色に見えた出汁は鰹節や昆布の風味がしっかりと感じられてウマイ。
。。。しかし昆布に感じたのは「へぎそば」由来なのかも。このへんはわからん。

だがしかし、思った以上にしっかりした天玉そばが食べられて満足であった。
玉子についてはすっかり書き忘れたが、別皿に温玉を乗せて出してくれた。

嵐山そば(蕎麦) / 江古田駅新桜台駅新江古田駅
夜総合点★★★★ 4.0

上井草の「MORIMORI」でチャーシュー麺

荻窪から乗るバスを間違えて、上井草駅に着いてしまった。
住んでるところからも遠くはないけどこの駅で降りたことはない。
だがまあ電車で数駅乗れば帰れるし、昼メシにするとしよう。

線路に近いところにあった中華屋へ入ることにした。
入口の横では弁当の販売も行っていて、昼間はよく売れているようだった。

メニューは思った以上にたくさんあった。ラーメンや炒飯、餃子から一品まで多彩だ。
「おすすめ」と書かれていた麺類に絞って一番上のチャーシュー麺(680円)にした。
昨今はチャーシューメンなど食べようものなら1,000円を超えるところも多いしね。

白いどんぶり、麺の上のモヤシを覆い隠すようにチャーシューと海苔が配置されている。

スープは醤油色だがそれほど濃くはない。刻んだネギともよく合う鶏ガラ醤油だ。

麺は少しウエーブがかっった黄色いたまご麺のようだ。噛むとプリッとしていて
最初はスープよりも茹で汁のにおいが感じられるが、だんだんにスープになじむ。
まずモヤシやチャーシューから攻略していく方がうまいかもしれない。

しかし食べ進めて行くごとに、はじめはよくあるやつと思っていたスープに
深みが感じられるようになっていく。なぜにこうも後をひくのか考えていると
いつの間にかスープも飲み干してしまっていた。

好みに合ったスープなのだろうが、今もってうまく理解できてないのが癪でもある。

チャイニーズ キッチン モリ モリ中華料理 / 上井草駅
昼総合点★★★★ 4.0