2016年11月6日日曜日

沼袋の無鉄砲で濃厚とんこつラーメン

数日前に同僚と酒を飲んだ後に「どうしても行きたい」って連れてかれた店である。
となりの野方駅から定期を使って沼袋へ1駅だけ電車に乗る。歩くには微妙な距離だ。
商店街の坂道を登っていく途中にもいろんな店があり、
「庶民」なんて中華料理屋の屋号にはなんだか親近感を覚えたな。

新青梅街道に出て右折、向かいにファミリーマートがあるあたりに、その店はあった。
店内に入ると食券の販売機があり、そこで味玉入りのとんこつラーメンを選ぶ。
最初は「奢ってやるから行こう」とは言われていたが、懐事情も知っている間柄、遠慮しておいた。
味玉とんこつ850円、発行された食券には「がむしゃら白とんこつ」と書かれていた。

店は混んでいたがラーメンは思ったよりも早くサーブされた。
泡立つスープ、色白なチャーシューとスープの上に葱が彩りを添えている。

れんげを差し込むとどろりとスープが流れてくる。見た目通りに濃厚なやつだ。
豚骨らしい独特の臭気だがいやな感じはしない。塩分はさほどでもないのだが
食べ進めて底の方にさしかかると骨粉なのかざらつくような感じがした。

麺は博多ラーメンに見られる極細というほどのものでもなく、中華麺よりやや細めぐらい。
スープが上述の通りなので、麺によくまとわりついている。実際なかなかうまい。

同僚はさっと食べ干して「替えスープ」なんてのを注文していたが、腹具合を考えて自粛した。

食事はワンコインで抑えたい身としては850円は高めなのであるが、
これだけ特徴的だと嗜好品の範疇ともいえようか。たまに食べたくなる1杯なんだろうな。
普段使っている駅の近くにも「ばりこて」という博多ラーメン屋があったから
今度行ってみようか。

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