2016年10月11日火曜日

「天たま」の記憶

新宿・思い出横丁の「かめや」
カレーライスやラーメン以上に人生で最も食べたものが
もしかしたら「天玉そば」かもしれない。

そばの上に天ぷらと玉子が乗った1杯である。
天ぷらと言っても蕎麦屋の定番・海老天ではなく
衣で膨らんだ「かき揚げ」が主役だ。


新宿・思い出横丁の「かめや」

そんな中でもこの店は、学生時代から利用していて
訪問回数はゆうに100回を超えるだろう。
しかし「そんなに美味しいのか?」と問われれば
「そんなでもない」と答えてしまう気がする。

元祖・天たま

茹で上げた蕎麦を軽く湯がき直して丼に盛り、
揚げ置きの天ぷら(かき揚げ)と温泉玉子を乗せて
上から漆黒のツユをかけまわす。

こういう店としては蕎麦には意外とコシがあって
キュッと辛口のツユもぶ厚い衣に染みわたる。
なんてことないんだけどすっかり癖になってしまった。

冷やし天たま





そして夏場に食べるのが「冷やし天玉」である。
同じ天ぷらを3つに切り分けて、
より濃い口の冷たいツユをぶっかける。
正直ツユは辛すぎの印象も否めないが、
蕎麦に玉子が深くからまってまろやかになっている上
そば湯も添えてくれるので苦にならない。

この「冷やし」は、夏場でなくとも頼むべき時がある。
まとめて仕込んでいる天ぷらを、まさに揚げている時だ。

普通の天玉そばを注文すると、揚げたて天ぷらがあっても
棚上の揚げ置きのトレーから天ぷらは使用される。
しかし「冷やし」の場合では揚げ置きの硬さが難なため
揚げたてに近いのものが使われるのだ。
そういうわけで、ちょうど揚げている時に出くわすと、
私は寒い日でも冷やしを頼んでしまう。

「天玉そば」は2016年10月現在でも一杯400円。
昼時は相変わらず順番待ちの列が出る人気である。

メニュー表(2016.10)


<p><a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13006720/?tb_id=tabelog_5a102953b7875a64f4101c6c5eb276f5db4ecab0">かめや 新宿店</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/soba/">そば(蕎麦)</a> / <a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/R5184/rstLst/">新宿西口駅</a>、<a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/R5172/rstLst/">新宿駅</a>、<a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/R5480/rstLst/">西武新宿駅</a>)
  <br />夜総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0
  <br />昼総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0
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2 件のコメント:

  1. あはは、ホントに始めてる ^^
    お互い「食べログ」だね。
    あっちにアカウント取ったら?

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    1. おいさ恭ちゃん、早速バレたか。
      安物に限定されそうなんでグルレポなんてくくりじゃないけど
      食事くらいしか書くことないしね。
      でも書き始めたおかげでいつもの店ばかりじゃなく
      いろんな店に行ってみたいという気もしてきた。
      日々ワンコインでどこまで攻められるか、試してみたいな。

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