店の名前は浅草であるが、場所は中野の駅前である。
もともとたいした給料もないのだが、結婚と子供の誕生を経てさらに余裕がなくなり
外で仲間と集まって酒を飲むのが月に1度くらいになってしまった。
子供の頃に聞いた、南こうせつの「赤ちょうちん」が思い起こされる。
店に入って狭い階段を2階へ上がる。テーブルに灰皿はあるのだが、
長年ヘビースモーカーであった有人も小遣い難で自然と禁煙に成功したので無縁のものだ。
瓶ビールを1本、3人で分け合う。
中瓶などはすぐにカラになるが、1度に2本頼むことを躊躇してしまったことに苦笑する。
ツマミは300~400円くらいでいろんなものがあり、黒むつ刺身も400円だったか。
色つやもよく脂も乗って、思った以上にうまい刺身であった。
仕事と家庭の愚痴と、少しの自慢。安ウマのツマミを脇におっさんどもの語らい。
1時間以上いたのだが、3人合わせて3,000円もしなかった。まったく良い店だ。
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