職場の同僚が引っ越しで沼袋に来たので、沿線の仲間で手伝いに行った。
手伝いとは言っても殆どのことは運送屋がやってくれるので
引っ越し祝いに酒を持って行って、梱包もほどかずに飲んでるだけなんだけど。
飲みながら「引っ越しそば」の話になって、近所へ食べに行くことにした。
部屋を出てから3分もかからないうちに1軒の蕎麦屋の看板を見つけ、入る。
窓向きにカウンターの席があり、あとは四人卓。家庭的な雰囲気のある店だ。
昼間から陽気に飲んでる年寄りもいたりするから、酒が入っていても和みやすい。
メニューの中から「かき揚せいろ」を選んだ。単品970円では天玉とはいかないか。
酒の肴も種類があったけど部屋にツマミはたくさん買ったし、蕎麦だけにしよう。
かき揚げはタマネギ、ニンジンを主体に、変わったところでは椎茸とピーマンの姿も見える。
桜エビとしては少し大きめの海老も目立っていて、中央は小麦粉できちっと繋がっている。
日頃の立ち食いソバ屋と比べると申し訳ないような気もする、ごま油の香気が嬉しいかき揚げだ。
蕎麦もいい。家庭的な雰囲気だったからあまり期待していなかったのだが
冷水できりっと絞められてつるつると舌触りも良い。
通を気取って1本すすって喉越しとやらを愉しんでみたが、慣れないことはするもんじゃないな。
天ぷらと蕎麦が同じツユというのを嫌う人もいるが、この組み合わせならば相乗効果を感じる。
引っ越し祝いそっちのけで、この時間は蕎麦を愉しんでしまった。
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