産前産後の体調変化ですっかり麺モノから遠ざかっていた嫁の、朝いちばんの発言だ。
麺をすするのが辛いということで家庭の食卓からも麺やパスタが消えて久しいが
今後は随分と展開が変わってくるかもしれない。昼前に外へ食べにいくことにした。
福岡出身の嫁の言う「ラーメン」とは「とんこつラーメン」に他ならない。
一口に豚骨と言ってもいろいろ系統があるようなのだが、博多っ子を自称する嫁は
「博多ラーメン」と書いてあれば概ね満足らしい。
実家は確か、福岡市内ですらなかったはずなのだが、機嫌を損ねてもアレなので放置しよう。
日頃の立ちソバに比べると、やはりラーメンの単価は高いと言わざるを得ない。
それでも1杯650円であれば東京都内としては頑張っている方なのだろうか。
嫁にならって「玉子ラーメン(760円)」にした。味付きたまごは外側が妙に黒々としている。
見た目通りに白身はかたく、燻したようなにおいが強くついている。
以前福岡に行った時に食べたご当地チェーン店の名前を忘れたが、
現地で食べたものよりもスープのいわゆる「豚骨臭」がしっかりしている気がする。
少し泡だって、とろみのある白濁スープに、細くコシのある麺がからまる。
最初の一口こそ「非日常」的な印象をもったが、どうにも後を引く味だ。
玉子は正直いただけなかったが、嫁ともども「替え玉半分(60円)」を追加して、
嫁にならって調味料を足しつつ胃の中へとかきこんだ。
たまにはこういうラーメンもいいな。
今後もなるべく嫁の「食べたくなるサイクル」に合わせて出かけるとしよう。
博多ラーメンばりこて 都立家政 (ラーメン / 都立家政駅、鷺ノ宮駅、野方駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8
0 件のコメント:
コメントを投稿